新婚はラブラブで当然って誰が決めたの?
新婚ホヤホヤってほどでもないけど、結婚してから一年が過ぎましたよ。
彼が帰ってくる前に、ご飯作って、お化粧して、たまに裸エプロンで彼を誘惑するの。
そんな新婚生活を夢見ていた狸女でございます。
てかさ、1つ聞きたいんだけどさ。
みんなどうしてそんなに元気なのさ?
新婚でキャピキャピ感満載の画像をインスタにアップしたりさ、
ちょっと冷めたら不倫したり、浮気したりさ。
どうしてそんなに忙しく過ごしたいのかしら?
私なんて...
あんなに愛していて、あんなにカッコよく見えた旦那だったけど、
結婚してから一緒に住むようになり『人としての愛情』を感じるようになりました。
え、なに、やば、このおばさん。
まさかこの記事中のろけ散らかすんじゃないの?と思った、あなた。
ご安心ください。
これは、既婚者になった女が干からびたたぬきになっている嘆きの記事でございます。
そう、ここ最近で最もドキドキした瞬間は
夢の中で菅田将暉にキスされた時でした。
・・・・笑
旦那にはトキメキというものがなくなりました。
かっこいいと思った、斜め上45度くらいから見た顔でさえ、なんかオッサン?と思うようになりました。
そう、異性としての愛情を感じることができなくなってしまったのです。
仕事から帰ってくると、
仕事お疲れ様、うぇーい♡という気持ちにはなるものの、
ソファーでダラダラたらたらしてる姿を見ると、なんとも無性に悲しい気持ちになるのです。
あれ?わたしの王子様はどこさ行ってしまったんだべか?笑
それと同時に、ものすごい無気力感に包まれるのです。
あぁ、わたしの人生の楽しい(エキサイティング・パーリナイ的な)部分はほぼ9割終わってしまったんだと思うのです。
こないだ、友達に
今の旦那と結婚して良かったと思う?
という悪魔のような質問をされたのです。
この質問をされた時、私は正直頭の中でこんなことを考えてしまいました。
もし、この人と結婚しなかったら、
彼の鼻を鳴らすうるさい癖で喧嘩をすることなく穏やかな日々が送れたろうな。
食事マナーがこんなにも悪く、指摘して逆ギレされることなく美味しくご飯が食べれただろうな。
とか、アホみたいな日々のささやかなイライラが頭をよぎったのです。
あー、もっと穏やかでゆとりある平凡な日々よ、私の人生に安らぎを、プリーズ!と。
でも、色々考えて出た答えは、
よく分かんないけど、何だかんだ結局この人と結婚してだだろうなって思うから、これで良かった気がするわ。
って感じでした。
幸せすぎ、夢の世界、愛してる旦那、やばすぎー最高!ってわけじゃないけど...
なんか結局この人と結婚したんだろうなっていう謎の納得感。
というか・・・誰と結婚しようが、不満は溢れるように出てくるわけで、
誰と結婚しようが、私は常に満足なんかできないわけで、
欲を言えばキリがないなーって思ったんです。
数年前に、めちゃくちゃ性格がぴったりで、私の全てを受け入れてくれた優しい『かつて愛した男(笑)』と、(スタイルが悪くて顔もブサイクだから...と)結婚に踏み切れなかったあの瞬間に、
穏やかで緩やかで平穏な人生をつかむ自分をソコに置いてきたわけ。
空気のようなマイナスイオンボーイとの生活を選ばなかったわけ。
全て自分が選んできた道なんですよ。
旦那はそこそこ性格も合うし、そこそこな容姿だし、全てグッドだったから、結婚を決めることができた。
結婚という人生のターニングポイントで頭を抱えることなく、なんとなく既婚者という称号を受け入れさせてくれた旦那に感謝している。
結婚ができただけ、幸せなんだと思う。
私はめちゃくちゃ恋愛体質だったし、ドキドキしたり、ワクワクしたりすることも好きだった。
付き合う相手とは、一年を超えることなくお別れし、すぐに新しいニューメンズと恋に落ちた。
自分のドキドキハートは、持って一年。そんなことはわかっている。
だから、誰と結婚しようが、早めに飽きがくる悲しい性格なんだと自覚して生きているのです。
今まで、飽きなかったことはない。
散々振り回されて、どっぷりハマった男でさえ、最終的には冷めてしまった。
だから、自然現象なんだ。
本当は旦那に対して『異性としての愛情』をもう少し感じていたかった。
夢の中で、芸能人と不倫してしまうような寂しいアラサーになんてなりたくなった。
テレビで不倫している人を見て「元気だな〜」なんて遠い目をしているアラサーになりたくなかった。
でも、気付いたら、こんな干からびた既婚者になっていた。
途轍もなく、虚しい。笑
それでも、横で寝ている旦那のおっさん感漂う寝顔を見ると
“まぁこんな人生だよな”と、落ち着く自分もいるからすこしは幸せなのかな。
まぁ、皆んな頑張ろうぜ。